『エフォートレス思考』を読んでみた
「エフォートレス思考」
努力を最小化して成果を最大化する
エフオートレスとは「努力を要しない」「気楽な」という意味。
ここ数年、コロナ禍の少し前から自分達の働く価値とは何かと考えるようになりました。
自分が働き初めのころはバブル期でもあり、ちゃんと働けば(時間的に)お給料はいっぱいもらえるしその分遊びに使い当時は充実感がありました(先をあまり考えてなかったので笑)
その後不景気な時代になり、続いていますが、なんとか現在までデザインという仕事を中心に進んできました。ただ、4、5年ぐらい前から、働くの価値や、自分の人生の時間は決まっていて、その中での仕事時間があまりにも長いのでは、果たして自分の人生の時間の使い方はそれでいいのか、その価値に等しい満足度を得ているのかを考えるようになりました。
若い時は時間単位での金銭的考えが強よく、多くの時間を働けば給料もいっぱいもらえるみたいな自分の価値を時給換算することばかり考えてました。(賢くない〜)
その後働く時間には限界があることに気づき(遅)次に考えたのは時給を上げるにはどうすれば良いかということでした。スキルアップや経験値、それにともう単価アップを目指しました。
これに関しては、ある程度は可能ですが、こちらの都合だけでは叶わずクライアントさんとの信頼関係や自分達の仕事での成果など(ブランド力アップ)が大切で時間がかかることとなりました。しかし、仕事の過程において時代の流れと共に仕事の領域も増え、やらなくてはいけないこ、勉強しなくてはいけないことなど、さまざまな要素が増えこれでいいのかと疑問を抱くようになりました。
もちろん良い仕事をして、クライアントさんに喜んでいただき、そのお客さんも喜ぶということは一番大切なことですが、そのために必要なことと必要ではないことをもっと明確にして効率よく仕事ができればと思うようになりました、そんな時、この本の帯キャッチコピー「無駄な努力を0%にして、成果を100%にする方法!」に引き込まれるこの本を読んでみました。
1、頭のガラクタを片付けて、余裕のマインドを手に入れる
2、もっとも効率の良いポイントを見つけて、余裕で最高の成果を出す。
3、行動を自動化し、成果が勝手についてくる仕組みを作る。
エフォートレス思考の3つのポイントです。
精神→行動→仕組み化、この流れで考えていきます。
まず1つ目、これがかなり大切だと思います。
人はなかなか手放せません、おまけに手放さなければいけないものになかなか気づけません。
これまでのやり方を変える、新しい仕組みを取り入れる。これに対して拒否反応を示す方が多いですね。やらなくてはいけないことが増えるばかりで、複雑化した時代なので特にここの整理が難しいです。でも頭中を整理してスペースを作らないと新しい考えは入ってきません。そのスペースの作り方がこの本には書いてあります。
2つ目、行動のやり方ですね、明確なゴールを決めてできるだけシンプルに行動する。ゴールに向けて無理せず簡単なことを積み重ねていくこと。など本当の効率の良さとはみたいなことが書いてありました。
3つ目、自分の成果が一度で終わるのではなく、それが続くようにしくみを作っていくということ。知識を身につけ信頼できる人を見つけそれを使って勝手に回るしくみをつくる。自分の知識を有効に使うなどが書かれています。
モノやコトが複雑化し個人の権利がさまざまなカタチで主張され、いろんなことがあっという間に常識ではなくなり、常識となる。こんな社会の中で企業の運営はとても難しくなってると思います。もう同じことがずっと続くような世の中ではありません。日々、自然環境や社会、人の思考も変化する中でモノやサービスを売ることは大変ですよね。単発で物事を考えて売上を上げるか、長い目で社会を見つめ変化しながらも物を売る。どちらかになるのかなと‥
コロナ禍が落ち着き日常が戻りつつある今こそエフオートレス思考で頭を整理し良い方向に舵を取るクセを身につけたいです。本の内容はあまり語りませんでしたが読みやすく明確な手法がいろいろ書いてあります。自分に当てはめることができることもあると思います。
よろしければどうぞ。